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お越しの皆さまへ

ツレツマ

Author:ツレツマ
皆さまお越しいただきありがとうございます。夫(ツレ)が肝臓がんになりました。肝臓がんと肝硬変治療に関してとB型肝炎訴訟のことなどを記しています。(2012/1/27)

ツレツマこと、私も、乳がんになってしまいました。乳がん治療の記録も合わせて綴ってゆきます。(2016/2/4)

2022年2月よりツレツマ体操教室を開きました。勉強したことや時には愚痴っぽいこともこちらに記してゆきます。よろしくお願いします(2022/5/1)

個人的に勉強したことも書き留めてゆきますが、専門家ではなく素人ですので情報には誤りがあるかもしれません。その点よろしくお願いします。写真は愛犬のアリスです。

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テセントリクとアバスチンの併用療法についての説明と同意

2021.10.07 17:24|テセントリク、アバスチン
ツレ 10月4日入院 6日退院
副作用、全くなしで、普通に元気です

病院で受けた説明で
テセントリクとアバスチンの併用療法についての復習をしておきます


1,内容

・テセントリク(アテゾリズマブ)は、免疫チェックポイント阻害剤である
免疫細胞の働きにブレーキをかけるガン細胞の働きを阻害することで
免疫細胞の働きを活性化することでガンを抑制する

・アバスチン(ベマシズマブ)は分子標的薬である
ガン細胞が増殖、転移のために新しい血管を作る(血管新生)を阻害、ガンの成長を抑制する

2,方法

テセントリク&アバスチンを3週間毎に点滴て投与する
1日目に投与し、2~21目は休薬するという、3週間のサイクルを繰り返す
副作用がみられた場合は、治療のスケジュールを変更することもある

・テセントリク
1回目の点滴は60分間かけて行われ
その際に特に副作用がみられなければ
2回目以降の点滴は30分間で行うことができる

・アバスチン
1回目の点滴は90分間かけて行われ
その際に特に副作用がみられなければ
2回目の点滴は60分間で行うことができる
その際も特に副作用がみられなければ
3回目以降の点滴は30分間で行うことができる


3,必要性

肝細胞がんは未治療の場合、徐々に増大して数も増え
肝臓内や肝臓以外の臓器に転移してゆく
テセントリクとアバスチンの併用療法は、臨床試験において
ソラフェニブ(分子標的薬)を投与した症例と比較し
有意に生存率の改善を認め、効果があることが証明されている


4,危険性、合併症

下記のような副作用が出現している

高血圧(23.7 %) 蛋白尿(18.8 %) 疲労(15.2%)
肝機能異常(AST増加 14.0%  ALT増加 10.3%)
そう痒症(13.1%) 注入に伴う反応(10.9%)
下痢(10.3%) 食欲減退(10.0%)
発疹、悪心、発熱、脱毛、などなど

(多岐にわたるので記述を省略します😝)

副作用が重篤な場合は休薬や減量が必要となる
症状に応じて副作用に対する治療も行うことがある
重篤な合併症によって死亡に至る可能性もある


5,他の方法
・肝動脈化学塞栓療法
・肝動注化学療法
・放射線治療
・テセントリクとアバスチンの併用療法以外の分子標的薬の併用
・緩和治療

6,同意の自由
テセントリクとアバスチンの併用療法を受けるかどうかは本人の自由
説明を受けて治療を希望しない場合は断っても可
その場合も、万全を尽くして診療にあたる
同意したあとでも、いつでも撤回することもできる

医師の指示に基づいて、がん専門知識を有する薬剤師看護士がが医療チームに参加し
抗がん剤の治療計画と副作用の説明、体調管理と心のケアを行う

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上のようなことでした
ご参考までに・・




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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体

タグ:テセントリクアバスチン

テセントリクとアバスチンの併用療法

2021.08.26 17:40|テセントリク、アバスチン

ツレが新しい治療に挑戦することになり
その療法についてまとめておきます 

テセントリクとアバスチンはHCCに対して承認を得た初めてのがん免疫療法
『 アテゾリズマブ(製品名:テセントリク)とベバシズマブ(製品名:アバスチン)の併用療法が、
切除不能な肝細胞がんに対する効能効果で、厚生労働省に承認されました。』


2020年の秋に『テセントリク、アバスチン併用療法』が承認され
肝臓がんに対する抗がん剤治療が新しい時代に入ったと言われています

テセントリクとアバスチン、切除不能な肝細胞がんに対する併用療法で承認取得
ー中外製薬ー2020.09.30

ロシュ社、テセントリクとアバスチンの併用療法について
肝細胞がんにおける全生存期間の延長を示す最新データを発表

2021年01月18日

承認申請の対象は、
全身薬物療法を受けていない切除不能なHCC患者

・治療対象者
全身化学療法歴がなく、かつ
Child-Pugh 分類 A の切除不能な肝細胞癌患者
全身状態と肝予備能力がともに良好であること

(注)Child-Pugh 分類 Aとは
肝障害度評価、各項目のポイントを加算し
合計点によってA(5〜6点)、B(7〜9点)、C(10〜15点)に分類
kannzoua.jpg


・治療方法
2種類の抗がん剤を順番に点滴する治療となる

『テセントリク』
免疫細胞の働きを強くして、がん細胞への攻撃を助ける薬

『アバスチン』
ガンは新しい血管を作って栄養を取り込み成長するが
その血管を作らせない薬

テセントリクとアバスチンを点滴で体内に入れる
点滴は3週間ごとに繰り返す
1回目のみ入院にて行い(副作用の確認などのため)
2回目以降は通院にて行う


・かかる時間
1回目
テセントリク 点滴60分間  アバスチン 点滴90分間
2回目
テセントリク 点滴30分間  アバスチン 点滴60分間
3回目以降
テセントリク 点滴30分間  アバスチン 点滴30分間

副作用がみられないことを確認するために
始めのうちは時間をかけての点滴となります


・副作用
『テセントリクは免疫細胞を元気にして、がん細胞を攻撃する治療法であるため、
免疫細胞の働きが強くなりすぎることによる副作用が起こる可能性があります。
また、アバスチンは新しい血管をつくる働きを阻害するため、
血のめぐりなどに関連して気をつけなければならない副作用があります。』

とのことで
細かく言えば症状として多岐に渡りますが
下痢や食欲不振などの副作用発現率は低いようです

今までの治療薬に比べて効果が高い事はもちろん
副作用の発現も低く抑えられることから
切除不能な肝細胞癌に対する第一選択薬となりました

なお、この治療を提供する施設、医師、については
厚生労働省のガイドラインを満たしていることが必要です


最適使用推進ガイドライン厚生労働省


※テセントリクとアバスチン併用療法の作用
投与方法、副作用、治療中の生活で注意すること
中外製薬


『予後不良かつ治療選択肢の限られた肝細胞がんに対し』
という文言は気になる
ツレはそういうことなんでしょうか・・




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