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お越しの皆さまへ

ツレツマ

Author:ツレツマ
皆さまお越しいただきありがとうございます。夫(ツレ)が肝臓がんになりました。肝臓がんと肝硬変治療に関してとB型肝炎訴訟のことなどを記しています。(2012/1/27)

ツレツマこと、私も、乳がんになってしまいました。乳がん治療の記録も合わせて綴ってゆきます。(2016/2/4)

2022年2月よりツレツマ体操教室を開きました。勉強したことや時には愚痴っぽいこともこちらに記してゆきます。よろしくお願いします(2022/5/1)

個人的に勉強したことも書き留めてゆきますが、専門家ではなく素人ですので情報には誤りがあるかもしれません。その点よろしくお願いします。写真は愛犬のアリスです。

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レンビマ服用にあたって

2022.06.14 21:02|レンビマ

ツレがレンビマを服用することになったので
レンビマについて、まとめておこうと思います

レンビマの働き

・血管新生を阻害する
がん細胞の増殖には多くの栄養が必要です
そこで、がん細胞は周りの血管から栄養を得るための新しい血管を作り出します
レンビマは、この血管新生を防ぐ働きがあります

・がん細胞の増殖を抑える
がん細胞では、増殖にかかわる信号の伝達が以上に亢進しているため
がん細胞は増え続けてしまいます
レンビマは、この信号の伝達をブロックすることで、がん細胞の増殖を抑えます


肝細胞がんの治療とレンビマ
レンビマは「手術」「ラジオ派焼灼」「カテーテル治療」などの根治的治療が難しい場合や
がんが他の臓器に転移している場合において
「がんの進行を抑えて自分らしい生活を長く続けること」を目的とする


肝予備能
レンビマの治療を継続するにあたっては、肝予備能を維持することが大事になる
gradeが低いほど肝予備能は良好となる

Child-Pugh分類
レンビマ1
プロトロンビン時間(%)
またはプロトロンビン時間INR 1.7未満(1点)1.7~2.3(2点)2.3超(3点)
各項目のポイントを加算してその合計点で分類する

ALBI grade
「アルブミン」と「総ビリルビン」の2種類で
以下の計算式により、スコアを算出する
(log10(17.1×血清ビリルビン値[mg/dL])×0.66)+(10×血清アルブミン値[g/dL]×-0.085)


レンビマの服用
・体重60kg以上 12mg(4mgカプセル×3) 1日1回
・体重60㎏未満 8mg(4mgカプセル×2) 1日1回

副作用の状況やその時の体調に合わせて
服用量を減らしたり服用を休むこともある


レンビマ 主な副作用

・高血圧 
約5割にあらわれる、毎日測定し記録を付けること

・疲労倦怠感
睡眠休養を十分にとる、マッサージをする

・食欲低下
食べたいものを食べたいときに少量ずつ摂る
レンビマ服用中の症状別の食事工夫(別記事にて)

・手のひらや足の裏の痛みや腫れ
毎日のチェックとスキンケア
ハンドクリームなどの保湿剤使用、手洗い入浴後には念入りに
雑巾絞りなどで手に負担をかけない、水仕事にはゴム手袋使用する
長時間の歩行や立ち続けることは避ける
足に合った履きやすい靴、柔らかい中敷き、締め付けのない厚めの靴下
熱いお風呂やシャワーは控える
直射日光には長時間当たらない

・むくみ、尿が泡立つ(たんぱく尿)
レンビマ治療中において特に注意が必要な副作用
症状があらわれたときは受診している医療機関に連絡
定期的に検査を受けること

・下痢
食事の工夫 生活の工夫、下痢止め服用
消化の良いものを少量ずつ食べる
刺激の強いものは避ける
室温の水分を十分に摂ること

・甲状腺機能低下症
元気がない、疲れやすい、まぶたが腫れぼったい、
寒がる、体重増加、動作が遅い、いつも眠たい
物覚えが悪い、便秘、かすれ声、など

副作用が発言しやすい時期
CIMG9192.jpg

・その他の副作用について
定期的に検査を受けるようにすること


※下記の症状があらわれた場合は直ちにレビンマの服用を止め
受診している医療機関へ連絡すること
・急な血圧の上昇(最高180または最低120以上)意識が朦朧としたり、頭痛、めまい、吐き気
・鼻血、血尿、喀血、歯肉出血、血便
・胸痛、胸が締め付けられる、手足のしびれ、片足の急激な痛みや腫れ
・白目や皮膚が黄色くなる、吐き気がある
・意識障害や異常行動、はばたき振戦
・むくみ、尿量減少、体がだるい
・激し腹痛、吐き気、呼吸困難
・歩行時のふらつき、ろれつがまわらない、物忘れ、意識障害、けいれん、視覚障害
・動くと苦しい、疲れやすい、むくみ
・発熱、咳、排尿痛
・血が止まらない出血しやすい、青あざできる、発熱、寒気、貧血
・けいれん、手足、口周囲のしびれ
・傷の治りが遅い



≪ 追記 ≫
退院6/15の際の注意
下記のような症状が出た場合の対処

・高血圧症
繰り返し測定しても上が160mmHg以上
もしくは、下が100mmHg以上が続く時
頓服薬:降圧薬ニフェジピンを服用すること

・下痢
一日5回以上続く、もしくは、辛い下痢症状の時
頓服薬:下痢止めロペミン内服開始

・食欲低下
レンビマ内服前と比較して食事量が半分以下に減ったとき
ステロイド(デカドロン)を内服する
レンビマ1錠減量、症状改善しないときは休薬する

・手足症候群
手足の痛み、発赤、皮がむけるなどの皮膚のトラブル
軟膏処置を継続し、病院へ連絡すること
レンビマを一時休薬し、減量して再開する

・その他
体調に変化があったときには、早期に連絡をすること




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タグ:レンビマ

テセントリクとアバスチンの併用療法についての説明と同意

2021.10.07 17:24|テセントリク、アバスチン
ツレ 10月4日入院 6日退院
副作用、全くなしで、普通に元気です

病院で受けた説明で
テセントリクとアバスチンの併用療法についての復習をしておきます


1,内容

・テセントリク(アテゾリズマブ)は、免疫チェックポイント阻害剤である
免疫細胞の働きにブレーキをかけるガン細胞の働きを阻害することで
免疫細胞の働きを活性化することでガンを抑制する

・アバスチン(ベマシズマブ)は分子標的薬である
ガン細胞が増殖、転移のために新しい血管を作る(血管新生)を阻害、ガンの成長を抑制する

2,方法

テセントリク&アバスチンを3週間毎に点滴て投与する
1日目に投与し、2~21目は休薬するという、3週間のサイクルを繰り返す
副作用がみられた場合は、治療のスケジュールを変更することもある

・テセントリク
1回目の点滴は60分間かけて行われ
その際に特に副作用がみられなければ
2回目以降の点滴は30分間で行うことができる

・アバスチン
1回目の点滴は90分間かけて行われ
その際に特に副作用がみられなければ
2回目の点滴は60分間で行うことができる
その際も特に副作用がみられなければ
3回目以降の点滴は30分間で行うことができる


3,必要性

肝細胞がんは未治療の場合、徐々に増大して数も増え
肝臓内や肝臓以外の臓器に転移してゆく
テセントリクとアバスチンの併用療法は、臨床試験において
ソラフェニブ(分子標的薬)を投与した症例と比較し
有意に生存率の改善を認め、効果があることが証明されている


4,危険性、合併症

下記のような副作用が出現している

高血圧(23.7 %) 蛋白尿(18.8 %) 疲労(15.2%)
肝機能異常(AST増加 14.0%  ALT増加 10.3%)
そう痒症(13.1%) 注入に伴う反応(10.9%)
下痢(10.3%) 食欲減退(10.0%)
発疹、悪心、発熱、脱毛、などなど

(多岐にわたるので記述を省略します😝)

副作用が重篤な場合は休薬や減量が必要となる
症状に応じて副作用に対する治療も行うことがある
重篤な合併症によって死亡に至る可能性もある


5,他の方法
・肝動脈化学塞栓療法
・肝動注化学療法
・放射線治療
・テセントリクとアバスチンの併用療法以外の分子標的薬の併用
・緩和治療

6,同意の自由
テセントリクとアバスチンの併用療法を受けるかどうかは本人の自由
説明を受けて治療を希望しない場合は断っても可
その場合も、万全を尽くして診療にあたる
同意したあとでも、いつでも撤回することもできる

医師の指示に基づいて、がん専門知識を有する薬剤師看護士がが医療チームに参加し
抗がん剤の治療計画と副作用の説明、体調管理と心のケアを行う

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上のようなことでした
ご参考までに・・




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テセントリクとアバスチンの併用療法

2021.08.26 17:40|テセントリク、アバスチン

ツレが新しい治療に挑戦することになり
その療法についてまとめておきます 

テセントリクとアバスチンはHCCに対して承認を得た初めてのがん免疫療法
『 アテゾリズマブ(製品名:テセントリク)とベバシズマブ(製品名:アバスチン)の併用療法が、
切除不能な肝細胞がんに対する効能効果で、厚生労働省に承認されました。』


2020年の秋に『テセントリク、アバスチン併用療法』が承認され
肝臓がんに対する抗がん剤治療が新しい時代に入ったと言われています

テセントリクとアバスチン、切除不能な肝細胞がんに対する併用療法で承認取得
ー中外製薬ー2020.09.30

ロシュ社、テセントリクとアバスチンの併用療法について
肝細胞がんにおける全生存期間の延長を示す最新データを発表

2021年01月18日

承認申請の対象は、
全身薬物療法を受けていない切除不能なHCC患者

・治療対象者
全身化学療法歴がなく、かつ
Child-Pugh 分類 A の切除不能な肝細胞癌患者
全身状態と肝予備能力がともに良好であること

(注)Child-Pugh 分類 Aとは
肝障害度評価、各項目のポイントを加算し
合計点によってA(5〜6点)、B(7〜9点)、C(10〜15点)に分類
kannzoua.jpg


・治療方法
2種類の抗がん剤を順番に点滴する治療となる

『テセントリク』
免疫細胞の働きを強くして、がん細胞への攻撃を助ける薬

『アバスチン』
ガンは新しい血管を作って栄養を取り込み成長するが
その血管を作らせない薬

テセントリクとアバスチンを点滴で体内に入れる
点滴は3週間ごとに繰り返す
1回目のみ入院にて行い(副作用の確認などのため)
2回目以降は通院にて行う


・かかる時間
1回目
テセントリク 点滴60分間  アバスチン 点滴90分間
2回目
テセントリク 点滴30分間  アバスチン 点滴60分間
3回目以降
テセントリク 点滴30分間  アバスチン 点滴30分間

副作用がみられないことを確認するために
始めのうちは時間をかけての点滴となります


・副作用
『テセントリクは免疫細胞を元気にして、がん細胞を攻撃する治療法であるため、
免疫細胞の働きが強くなりすぎることによる副作用が起こる可能性があります。
また、アバスチンは新しい血管をつくる働きを阻害するため、
血のめぐりなどに関連して気をつけなければならない副作用があります。』

とのことで
細かく言えば症状として多岐に渡りますが
下痢や食欲不振などの副作用発現率は低いようです

今までの治療薬に比べて効果が高い事はもちろん
副作用の発現も低く抑えられることから
切除不能な肝細胞癌に対する第一選択薬となりました

なお、この治療を提供する施設、医師、については
厚生労働省のガイドラインを満たしていることが必要です


最適使用推進ガイドライン厚生労働省


※テセントリクとアバスチン併用療法の作用
投与方法、副作用、治療中の生活で注意すること
中外製薬


『予後不良かつ治療選択肢の限られた肝細胞がんに対し』
という文言は気になる
ツレはそういうことなんでしょうか・・




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サイバーナイフ

2021.08.22 15:31|サイバーナイフ


サイバーナイフの説明動画
こちらを紹介しておきます




肝臓がんサイバーナイフ時に
体内に装着する金属マーカーについても
詳しく説明して欲しいところです


サイバーナイフ
(カテゴリにまとめました)



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サイバーナイフは時期尚早

2020.10.02 17:49|サイバーナイフ
本日10月2日、放射線科の先生のお話を聞いてきた

かいつまんで記録しておきます


『サイバーナイフは、やったところは、非常に高い効果がある治療となる』
『しかし、今まで行ってきたラジオ波やカテーテル治療でも良い結果が得られてきたことを踏まえると』
『現時点でサイバーナイフを受けるのは時期尚早であると考える』
『サイバーナイフは、のちのちの手段として取っておく方が良いと思う』

『今、1個が残っている状態だけど、それがカテーテル出来るようなら、その方が良い』
『ラジオ波も難しいし、カテーテルも効き目がなくなってきたときがあったら』
『その時点で、サイバーナイフを考える意味がある』

『サイバーナイフは一度に3個までという決まりがある、大きさは、5センチまで』
『回数は、累計何回という決まりはないが、経験的に言うと、一応3回くらいまで』
『それは、ガンの周囲の正常な細胞にもある程度の放射線の影響を与えることになるので』
『そういうことを考えると、回数にも制限が出てくるということ』
『今回のように非常に小さいガンに対して行うのであれば』
『正常な部分への影響も少ないので、もっと回数を重ねても大丈夫ではある』

『小さすぎて出来ない、ということはない』
『小さくてもピンポイントで治療することができる』
『カテーテルが効かなくなって、あっちこっちに残るようになったら』
『小さいうちにサイバーナイフを受けると良い』

『マーカーは、腫瘍から5センチ離れた場所で有効』
『実際には、1センチのところを狙って入れる』
『次に出来た腫瘍が、そのマーカーの5センチ以内のところであれば』
『そのマーカーは再利用できることになる』
『マーカーは一つの腫瘍に対して、1~2個、2個入れる方が安心して出来る』
『何個入れても、長く残っても、体に安全であると確認されている』
『いくつかの金属が混ざり合った、1㎜くらいの大きさ』

『入っているマーカーの近くに出来た腫瘍にラジオ波をすることがあった場合、』
『よほど近ければ、影響を受けて熱を持ち、細胞が傷つくこともあり得る』
『そういう腫瘍にはマーカーが再利用できるので、サイバーナイフを受ける方が良いかと思う』

『マーカーの挿入方法は、イメージとしてラジオ波に近い』
『ラジオ波は、超音波、マーカー挿入はCTで行う』
『その違いは、その治療が発展してきた経緯による』
『ラジオ波は、ガンそのものに刺さなければならないので』
『それは、超音波の得意とする部分になる』
『マーカーは、ガンの周りに挿入するので、そういう違いがある』

というようなことでした

本日、話した内容については
書面にて肝臓内科に送っておいてくださるとのこと

今回はサイバーナイフに関して勉強になり
治療の選択肢が増えたことは、今後の安心材料となりました


《追記》
10月8日
血液検査
肝臓内科 主治医と話す
2ヶ月後(12月)にMRI検査



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