新たに15人が和解 B型肝炎訴訟 道原告団
2012.01.13 23:30|ニュースなどから|
新たに15人が和解 B型肝炎訴訟 道原告団
(01/13 16:30)
全国原告団と国の双方が昨年6月に和解の基本合意を結んだB型肝炎訴訟で、新たに北海道原告団の15人が13日、札幌地裁(石橋俊一裁判長)で国と和解した。基本合意に基づき国が原告側に和解金計2億9350万円を支払う。
原告弁護団によると、病態別の内訳は、未発症の感染者であるキャリアー(和解金50万円)が2人、慢性肝炎(同1250万円)が7人、軽度の肝硬変(同2500万円)が1人、肝がん(同3600万円)が5人。
これで和解の成立は、札幌地裁の原告366人のうち29人、全国では同地裁を含む原告2154人のうち計112人となった。<北海道新聞1月13日夕刊掲載>
B型肝炎訴訟:札幌地裁で15人の個別和解成立
横断幕を掲げて法廷に向かうB型肝炎訴訟の原告・弁護団=札幌地裁前で2012年1月13日午前10時49分、金子淳撮影
B型肝炎訴訟の和解協議が13日、札幌地裁(石橋俊一裁判長)であり、北海道原告団副代表の清本太一さん(34)=札幌市北区=ら15人の個別和解が成立した。昨年末現在、全国15地裁に提訴した2154人のうち、和解成立は112人になった。
15人は▽肝がん5人▽軽度の肝硬変1人▽慢性肝炎7人▽未発症者(キャリアー)2人--で、症状に応じて3600万~50万円の和解金を受け取る。肝がんの60代男性は「死と向き合い、偏見差別にさらされた年月を思うと、何億円積まれても納得できない」、慢性肝炎の60代男性は「多くの原告が解決を待ち望んでいることを思うと心から喜べない」とコメントした。
被害者を救済する特別措置法は13日施行されたが、提訴してウイルス感染と予防接種の因果関係などを証明することが必要。全国弁護団の佐藤哲之代表は「時間がたてば証明が困難になる。早い段階にすれば、その後の症状に応じて補償されるので早期に提訴してほしい」と呼び掛けている。相談は平日午前9時~午後5時、弁護団事務局(011・231・1941)へ。【金子淳】
毎日新聞 2012年1月13日 19時40分(最終更新 1月13日 19時53分)
(01/13 16:30)
全国原告団と国の双方が昨年6月に和解の基本合意を結んだB型肝炎訴訟で、新たに北海道原告団の15人が13日、札幌地裁(石橋俊一裁判長)で国と和解した。基本合意に基づき国が原告側に和解金計2億9350万円を支払う。
原告弁護団によると、病態別の内訳は、未発症の感染者であるキャリアー(和解金50万円)が2人、慢性肝炎(同1250万円)が7人、軽度の肝硬変(同2500万円)が1人、肝がん(同3600万円)が5人。
これで和解の成立は、札幌地裁の原告366人のうち29人、全国では同地裁を含む原告2154人のうち計112人となった。<北海道新聞1月13日夕刊掲載>
B型肝炎訴訟:札幌地裁で15人の個別和解成立
横断幕を掲げて法廷に向かうB型肝炎訴訟の原告・弁護団=札幌地裁前で2012年1月13日午前10時49分、金子淳撮影
B型肝炎訴訟の和解協議が13日、札幌地裁(石橋俊一裁判長)であり、北海道原告団副代表の清本太一さん(34)=札幌市北区=ら15人の個別和解が成立した。昨年末現在、全国15地裁に提訴した2154人のうち、和解成立は112人になった。
15人は▽肝がん5人▽軽度の肝硬変1人▽慢性肝炎7人▽未発症者(キャリアー)2人--で、症状に応じて3600万~50万円の和解金を受け取る。肝がんの60代男性は「死と向き合い、偏見差別にさらされた年月を思うと、何億円積まれても納得できない」、慢性肝炎の60代男性は「多くの原告が解決を待ち望んでいることを思うと心から喜べない」とコメントした。
被害者を救済する特別措置法は13日施行されたが、提訴してウイルス感染と予防接種の因果関係などを証明することが必要。全国弁護団の佐藤哲之代表は「時間がたてば証明が困難になる。早い段階にすれば、その後の症状に応じて補償されるので早期に提訴してほしい」と呼び掛けている。相談は平日午前9時~午後5時、弁護団事務局(011・231・1941)へ。【金子淳】
毎日新聞 2012年1月13日 19時40分(最終更新 1月13日 19時53分)
- 関連記事
-
- B型肝炎訴訟で助言 徳島市、大阪弁護団が相談会
- 新たに15人が和解 B型肝炎訴訟 道原告団
- B型肝炎九州訴訟、原告14人和解成立