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お越しの皆さまへ

ツレツマ

Author:ツレツマ
皆さまお越しいただきありがとうございます。夫(ツレ)が肝臓がんになりました。肝臓がんと肝硬変治療に関してとB型肝炎訴訟のことなどを記しています。(2012/1/27)

ツレツマこと、私も、乳がんになってしまいました。乳がん治療の記録も合わせて綴ってゆきます。(2016/2/4)

2022年2月よりツレツマ体操教室を開きました。勉強したことや時には愚痴っぽいこともこちらに記してゆきます。よろしくお願いします(2022/5/1)

個人的に勉強したことも書き留めてゆきますが、専門家ではなく素人ですので情報には誤りがあるかもしれません。その点よろしくお願いします。写真は愛犬のアリスです。

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担当ドクターからの説明、しばらくは経過観察で

2016.04.23 19:04|2016年
本日の、担当ドクターの説明、まとめです

『今回、右に1センチいかないかな、というのが二つと』
『それよりちょっと大き目のが左に一つあって』
『それでラジオ派をしましょう、ということで入院してもらった』
『MRIで見ると、右の二個は割と近くにあるので、まとめて大きく焼いた』
『で、ラジオ派をやったのですけど、実際はエコーでは見えなかった』
『MRIの画像で、このへんだろう、ということで焼いてはみたが』
『見えないものを焼いたのでなかなか難しかった』

見えないのに焼くなよ~

画像を指しながら
『左のは十分焼けてはいるが、胃のギリギリのところを焼いているので』
『胃に関しては、胃カメラで潰瘍をつくってないかどうか確認します』
『今回のは表面に近い場所なので痛みが出るかもしれない』

『右の二個については、まだ、エコーで見えないので』
『もう一回やっても、また外してしまう確率が高い』

『MRIで造影剤を流した時に染まってくるのでなく』
『造影剤が流れてから数分経ってから写真を撮ると浮き上がってくる』
『こういうがんは高分化がんで、肝細胞がんの中でも割と顔つきが良い』
『分かり易い言い方をすれば、早期のがんということ』
『血が来てないから染まらない』
『血が来てないということは栄養をもらえないから、すぐには大きくならない』

『両方とも1センチ弱で、がんだったとしてもかなり小さいし』
『かつ、エコーやCTで引っかかってこないものというのは』
『基本的に様子を見ても良い、というのが治療のガイドライン』
『で、またやって違うところを焼いてしまっても仕方ないので』
『これは、一旦、経過観察にさせてもらおうかな、と思います』

『もしがんでなければ、大きくなって来ない』
『ごく初期のがんでも数か月は大きくなって来ないが』
『大きくなってきたり、低分化がんのほうに移行してきたりして』
『血液が入って来るとカテーテルという治療もある』
『いずれにしても、もう少し育ててから治療する方が確実』
『このまま変化がなければ、治療しなくても良いのではないと思う』

『かなり高性能なMRIで、造影剤を使って特殊な撮り方をすると見えるが』
『もしかしたら、他の病院でのMRIではひっかからないかもしれない』
『低分化なのでCTにも、なかなか写って来ない』

『だから、申し訳ないですけど、しばらくは経過観察でお願いします』

もっとちゃんと謝れよ


『がんマーカーは高いは高いですけど』
『今回、大き目の一個を取ったことでどう動くかですね~』


ラジオ派というのは、何回でもできるのでしょうか?

『何回も、というと、ちょっと回数には制限はあるが』
『三個以下であれば、出来る限りはやります』
『肝臓の機能が悪くなってくると出来ません』
『あとは、焼きあとが重なってくると見えなくなってくる』
『焼きあとばっかりになってくると病変が見つからなくなってくる』
『あと、場所によっては焼けない場合もある』


その焼きあとというのは、細胞は死んでるんですよね

『基本的には、がん細胞は死んでて』
『いずれ充填されるんだけれど傷跡がハンコみたいに残ってしまう』
『傷あとばかりになってくると、ラジオ派は、だんだん出来なくなってゆく』
『いずれは、どっかでカテーテルに移行してゆくことになる』
『手術も取るところがなくなったら手術出来なくなるのと同じ』


ラジオ派で焼いた細胞ってどうなってるんでしょう?

『吸収されたりとか、焼けてなくなってしまうが』
『だけど、そこは、周りから細胞が出来てきて治癒する』
『だけど、傷あとは残ってしまう、全く見えなくなってしまう人もいる』
『要は、普通の組織に置換しちゃう人もいる』
『機能的には、焼いてゆく過程で肝機能が悪くなってゆくということもある』
『ただ、肝臓と言うのはタフな臓器なので』
『三分の二くらい取ってしまっても機能的には問題のない臓器』
『だから、数センチくらい焼けてしまっても問題はない』
『基本的に、ラジオ派による肝機能障害は一過性』
『ラジオ派を繰り返していって、肝臓の機能が悪くなると言うよりは』
『肝炎が進んでゆくほうが、治療に影響してくる要因となる』

『肝硬変が進んでくると、焼いたらそのままということもあるので』
『そういう場合は、もう治療はやらない』


肝硬変でも機能としては正常と言うのは?

『まだ正常に機能する細胞があるってことです』
『ウィルスがいると、ずーっと肝臓を攻撃する』
『肝硬変というのは、ウィルスによって持続的にどんどん壊された細胞を』
『どんどん治して治して治して治そうとする、それを』
『頻回にやり続けているとやり方を間違えて、線維化してしまう』
『線維化すると戻らない、それが肝硬変』

『肝硬変だけど機能的にはまだ十分保ててる、というのは』
『肝臓と言うのは、そこがダメならこっちで何とかしますよ、と』
『代償できる臓器なのでかなりタフです』
『ですから、症状はほとんどでない』
『症状が出てくると対処療法になってしまう』
『腎臓は壊れても機械で代替できるが、肝臓の代替はない』
『肝硬変の線維化を治す薬もない』
『今は、肝硬変なので肝臓の機能は落ちている状態』
『ただ、周りが症状が出ないようになんとか助け合ってる』
『助け合うことが出来ている間は良いが』
『今後、助け合うことが出来なくなってくると』
『いっきにいろんな合併症がでてきて』
『それは対処療法でやってゆくことになる』
『人間の臓器というのは20歳が一番ピークで』
『そこから下ってゆくので年齢によって肝機能も落ちてくる』


B型肝炎ウィルスは、C型と違って、完全駆除できないですよね

『C型肝炎は種類によってもだけど、だいたい消せる』
『C型肝炎はウィルスを消すと肝硬変にはならない』
『C型肝炎で、がんが多いと言うのは、ほぼ全例で肝硬変にまで移行するから』
『肝硬変になったら、がん化率が上がる、8%9%でがんになるから気を付けてくださいと言える』
『そういうふうに、C型肝炎のほうは、流れが判っている』
『B型肝炎のほうは、肝硬変の前の段階からいきなりがんになったりする』
『肝硬変にならない人もいて、予測が難しい』

『B型は、よく調べてみると肝臓の中にいるんだけど』
『自分の免疫のほうが優位になって、知らないうちに罹って治ってる人が結構いる』
『そういうふうにB型は、肝硬変になる前になんとかなっちゃう人が多いんです』
『そういう既往感染者というのは、ウィルスがいなくなるわけじゃなくて』
『免疫を抑える治療をすると発症したりすることがある』

私のことだ


『まあ、ということで、いずれにしても』
『やっぱり画像検査をしっかりやっておいたほうが良いです』
『そして、早期発見というのが、悪性腫瘍の治療の基本です』

でも、今回のように早期発見しすぎてもねぇ~、治療できませんねぇ

『はははは、そ、そういうこともありますが』
『それくらいよく見ておいたほうが、イイですね』
『これから、合併症とかでてくることもあるので』
『定期的にしっかり検査することが大事です』

『今回は、胃の近くを焼いてるので、検査して』
『採血して、状態が良ければ、退院ということになります』


熱は胃の外側からですが、胃の中を見ることで異常が判るのですか?

『外側が痛んでいれば、内側に影響が出てきて潰瘍を作る』
『内側の粘膜がしっかりしていれば、穴は開かない』
『外側を見るのは、お腹に穴を開けるのでリスクがある』
『たまに、二週間くらい経ってから症状がでてくることもあるが』
『それは、様子を見るしかないかなと思います』
『普通にご飯が食べられれば問題はない』


胃の中の状態だけでなく食道瘤の有無も診てくださるのですね

『そうそう、そう、もちろんです』
『もともと、それも目的なので』
『食道がんなども、あれば見えると思います』
『十二指腸の途中まで行って、何か病変によっては』
『組織を取ったりすることもあるかもしれません』

『再診は、5月の終わりぐらいで調整しておきます』
『それまでの、薬の不足分は退院の時にお渡しします』


ツレ、微熱あり



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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体

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