乳がん 手術当日(3) 病室にもどってから
2016.05.15 09:51|私の乳がん治療の記録|
乳がん手術当日(2)の続きです
朦朧とした状態で
寝ているベッドがどんどんどんどん走って
天井がグルグルグルグル、特急列車
ハッと気づいたら病室に戻ってた
気付けば、えーーっと
顔には、酸素吸入のマスク
胸には、心電図モニター
がんじがらめに巻かれたおっぱい
左手の甲から点滴
左手中指には、酸素量と脈拍を測るパルスオキシメーター

(パルスオキシメーター外したあと)
下半身のほうにいきますと
おまたの間からは、膀胱内カテーテル
オムツになってました、ブカブカ
生れて初めての紙オムツ~
ふくらはぎには、フットポンプ
それで、安静を保たねばならない
と言いますか、動きが取れません
それにしても、
意識を失ってる間に、ズボンもパンツも脱がされて
どんだけ~無防備な状態で、あれこれと
まっ、医師も看護士も
そのときは「人とは見ていない」「ただの物体」
だそうなので、感情の入らない処置であったはず
「ただの物体」として見るために
手術前の挨拶とかもしないのかしらん
出産のときのことを思い起こせば
まっ、大したことではないよねぇ~とも思うけど
さて、
手術が終わって病室にもどったのが
午前11時ごろだったと思う
『傷の痛みはいくつぐらいですか?』
痛いです、8くらいです
『では、座薬の痛み止めを入れますね』(ボルタレンサポ)
そのあと、急激な腹痛が襲ってきた
自分の感覚としては、膀胱カテーテルが
腸を刺激しているって感じ、痛い痛いよ~
ツレが看護士さんを呼ぶ
看護士さん
お腹を押してみたり聴診器を当ててみたり
カテーテルが原因とは思われない様子
『かなり腸が動いてますね~』
『でも、腸が動くのは良いことですよ』
『腸の動きがとまるほうが心配です』
じゃあ、少しガマンしてみます
キューとくるお腹の痛みにくわえて
左手中指が、すっごく痛い、なんだ~~?
ツレに
どうして指が痛いのかな、見てくれる?
パルスオキシメーターが指先に食い込んで
指先の形が変形してた
ツレが別の指に付けかえてくれてOK
それにしても、お腹がいたーーい
看護士さんが様子を診に来るたびに
どうにかしてほしいよ~と願いを込めて腹痛を訴え続る
そのたびに
『痛みはいくつくらいですか』
『痛みはいくつくらいですか』
もう面倒くさいなぁ~
傷のほうは痛み止め効きたようで気になりません
腹痛は、6とか7くらいで、ずーっと痛いです
お腹が
キュルキュル、グルグル、キューキュー音を立てて鳴る
ときどき、キューーーっと激痛
時に便意を感じるけれど何も出そうにもないけど
『一度排便してみますか?』
『差し込み式の便器がありますので』
えっ差し込み式って、なんだろ
手術の時みたいに、肛門に差し込むのか?
持ってきた便器、なんだ、寝てできる便器ってことじゃん
『ご主人には一度外で待っててもらいましょうか』
って、ツレが出て行ったあと
オムツを取って、便器の上にお尻を乗せてもらう
後で思えば
まったく、もう、なんて格好だよ~
だけど、こんなときは、恥ずかしさもへったくれもない
お腹はグルグル、グルグル
だけど出すものなんてないじゃないの?
出ません、出すものありません
『何も食べてなくても、腸液がでるものですよ』
それでも、何も出ません
腹痛をかかえて、3時間が経った
酸素マスクが外れて、お水も飲んでもよくなったので
『痛み止め飲んでみますか?』
と、持ってきてくれたロキソプロフェンとレバミピドを飲む
はあ?ロキソプロフェン?副作用に腹痛がなかったっけ?
私の腹痛、ロキソプロフェンを飲むとなお痛くなるような?
ロキソプロフェンって腹痛にも効くんですか?
『効きますよ、それともうひとつの方は胃を守る薬です』
と、言われれば、拒否する言われもなし
従うほかありませぬ・・
手術当日の話は、つづく
朦朧とした状態で
寝ているベッドがどんどんどんどん走って
天井がグルグルグルグル、特急列車
ハッと気づいたら病室に戻ってた
気付けば、えーーっと
顔には、酸素吸入のマスク
胸には、心電図モニター
がんじがらめに巻かれたおっぱい
左手の甲から点滴
左手中指には、酸素量と脈拍を測るパルスオキシメーター

(パルスオキシメーター外したあと)
下半身のほうにいきますと
おまたの間からは、膀胱内カテーテル
オムツになってました、ブカブカ
生れて初めての紙オムツ~
ふくらはぎには、フットポンプ
それで、安静を保たねばならない
と言いますか、動きが取れません
それにしても、
意識を失ってる間に、ズボンもパンツも脱がされて
どんだけ~無防備な状態で、あれこれと
まっ、医師も看護士も
そのときは「人とは見ていない」「ただの物体」
だそうなので、感情の入らない処置であったはず
「ただの物体」として見るために
手術前の挨拶とかもしないのかしらん
出産のときのことを思い起こせば
まっ、大したことではないよねぇ~とも思うけど
さて、
手術が終わって病室にもどったのが
午前11時ごろだったと思う
『傷の痛みはいくつぐらいですか?』
痛いです、8くらいです
『では、座薬の痛み止めを入れますね』(ボルタレンサポ)
そのあと、急激な腹痛が襲ってきた

自分の感覚としては、膀胱カテーテルが
腸を刺激しているって感じ、痛い痛いよ~
ツレが看護士さんを呼ぶ
看護士さん
お腹を押してみたり聴診器を当ててみたり
カテーテルが原因とは思われない様子
『かなり腸が動いてますね~』
『でも、腸が動くのは良いことですよ』
『腸の動きがとまるほうが心配です』
じゃあ、少しガマンしてみます
キューとくるお腹の痛みにくわえて
左手中指が、すっごく痛い、なんだ~~?
ツレに
どうして指が痛いのかな、見てくれる?
パルスオキシメーターが指先に食い込んで
指先の形が変形してた
ツレが別の指に付けかえてくれてOK
それにしても、お腹がいたーーい

看護士さんが様子を診に来るたびに
どうにかしてほしいよ~と願いを込めて腹痛を訴え続る
そのたびに
『痛みはいくつくらいですか』
『痛みはいくつくらいですか』
もう面倒くさいなぁ~
傷のほうは痛み止め効きたようで気になりません
腹痛は、6とか7くらいで、ずーっと痛いです
お腹が
キュルキュル、グルグル、キューキュー音を立てて鳴る
ときどき、キューーーっと激痛
時に便意を感じるけれど何も出そうにもないけど
『一度排便してみますか?』
『差し込み式の便器がありますので』
えっ差し込み式って、なんだろ
手術の時みたいに、肛門に差し込むのか?
持ってきた便器、なんだ、寝てできる便器ってことじゃん
『ご主人には一度外で待っててもらいましょうか』
って、ツレが出て行ったあと
オムツを取って、便器の上にお尻を乗せてもらう
後で思えば
まったく、もう、なんて格好だよ~
だけど、こんなときは、恥ずかしさもへったくれもない
お腹はグルグル、グルグル
だけど出すものなんてないじゃないの?
出ません、出すものありません
『何も食べてなくても、腸液がでるものですよ』
それでも、何も出ません
腹痛をかかえて、3時間が経った
酸素マスクが外れて、お水も飲んでもよくなったので
『痛み止め飲んでみますか?』
と、持ってきてくれたロキソプロフェンとレバミピドを飲む
はあ?ロキソプロフェン?副作用に腹痛がなかったっけ?
私の腹痛、ロキソプロフェンを飲むとなお痛くなるような?
ロキソプロフェンって腹痛にも効くんですか?
『効きますよ、それともうひとつの方は胃を守る薬です』
と、言われれば、拒否する言われもなし
従うほかありませぬ・・
手術当日の話は、つづく


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